月別アーカイブ: 2016年2月

マイクロスコープと根管治療

今日は根管治療の大家であられる木村先生の講演会に久保先生と参加してきました。

マイクロスコープを使って根っこの治療をするとさまざまなメリットがあると思います。
見えない根っこの入り口が見えたり、中に残ってしまった器具が取れたりする
可能性がすごく高くなります。
しかし、根っこの先を緊密に封鎖し、ばい菌ができるだけいないようにし、炎症を起こしている物質を
取り除く上で、経験や手指の感覚というものはすごく重要です。
根の先の掃除をしている時や、曲がった根っこを掃除するときはマイクロスコープでは見えません。
経験と根拠に則って治療をすることを木村先生の講義を拝聴し、再確認させていただきました。
もっともっと精度が高い治療ができるよう、今後も研鑽していこうと思いました[#IMAGE|S66#]根っこの治療の最高の治療は、神経を残す努力を最大限することだという話に大変感銘を受けました。

本田選手は本領発揮ですね!
あれだけのメンタルを維持できる選手はなかなかいないと思います。
意思があるものに道は開けるのだなと思います!

セラミック修復〜予防という名の治療〜

今日はセラミック治療のお話しをさせていただこうと思います。
審美歯科という言葉を耳にされる方も多いと思います。
文字通り、見た目もきれいにすることをいうのでしょうが
きちっとした治療をしたうえで、見た目をきれいにする必要があると思います。

まずは口の中の掃除や唾液の検査で再発のリスクを減らします。口の中がきれいになり歯茎がピカピカになったら

虫歯が染まる薬を使いながら、過不足なく虫歯菌に感染してしまったところを取り除きます。
神経を保護する薬を入れて、歯の型を採る準備をします。
準備ができたら粘土のようなもので型を採って、技工士さんにセラミックを作ってもらいます。
できたセラミックを確実なステップを踏んで接着するときれいで永続性が得られやすい
被せ物ができます[#IMAGE|S56#]

セラミックをくっつけたら、しっかりフィットしているかどうかレントゲンで確認します。

あとは患者さん自身のケアと歯科医院でのメンテナンスで長持ちさせましょう[#IMAGE|S72#]

もちろん、精度の高い治療は大事ですが
もっとも精度の高い治療は、虫歯にならないための予防こそが最高の治療です!
自分の歯に勝るものは、どこにもありません。
歯科医院とご自宅でのリスクコントロールとバイオフィルムの破壊と除去を繰り返しましょう!!
そうすれば誰でも、歯を失う可能性をとてもとても低くできます!