歯の神経を残す治療(歯髄温存療法)
歯の神経を取ると極端に歯の寿命は縮まってしまいます。虫歯が深く神経を取らざるを得ない場合であっても、神経を残す方法があります。MTAセメントで露出した神経を覆うことで、神経を取らずに大部分を残すことが可能です。
その後、封鎖性や接着性に優れたセラミックで被せることで、成功率が高まります。セラミック位の被せ物は、見た目もキレイですが、プラーク(細菌)が付きにくいため虫歯の再発が起こりにくいことが特徴です。
日本顕微鏡学会(マイクロスコープ)から北九州市では最初の認定医です。現在北九州では一人だけ認定を受けています。
専門医のご紹介
松浦 顯
他院で神経を取らなければなりません、または抜歯ですと言われた場合でも、諦めずに当歯科医院にご連絡ください。
天然歯を保存するスペシャリストである、米国歯内療法専門医が責任を持って診査・診断させていただき、貴方の歯にとって最良の方法をご提案させていただきます。
経歴
- 2002年 長崎大学歯学部卒業
- 2006年 福岡市内にて開業
- 2016年 南カリフォルニア大学歯学部・歯内療法科大学院専門医過程修了
- 2016年 米国歯内療法専門医
所属する学会・団体
- AAE(American Association of Endodontists) Specialist member
- ペンエンドスタディクラブインジャパン
- 医療法人社団精密会 理事長
歯内療法(根の治療)専門医による治療について
根尖病変=根の先に生じた歯周病
1. 歯を残すプロです
日本人の実に2/3の方が歯の神経を取った経験があり、その歯の根の先に膿が溜まっているというデータがあります。多くの患者さんはこの病気が原因で歯科医院で抜歯??インプラントを余儀なくされます。この原因は、日本には米国のような歯科専門医制度がないため、歯を残すプロであるEndodontistが実に5人しかいないというところにあります。我々専門医は2年間の専門医教育で根の治療を多数行っており経験が豊富ですので、抜歯を防ぎ、あなたの歯を高い確率で(90~95%)残すことができます。
2. 歯痛を素早く除去
Endodontistは多くの歯痛のイマージェンシーの患者さんの治療をおこなっていますので、治療に際しては無痛状態で治療ができます。また、あなたの抱えていた歯の痛みの症状は基本的に治療回数1回で抑えることが可能です。我々は、歯痛の歯に対してどのように、どのような種類の麻酔を用いれば痛みがコントロールできるか?その術を知り、身につけているからです。
3. 短い通院回数
歯の神経の治療に長期間かかったことはありませんか?長い方は半年~1年も行っている場合があります。Endodontistの治療は、マイクロスコープ(顕微鏡)を用いて無菌的な状態で歯の治療を行ないますので歯の細部まで詳しく見ることができます。
4. 高い成功率・生存率
Endodontistが行う歯の治療の成功率は多くの文献で90~95%と高い成功率を誇っています。またよく聞くのが、歯の神経を取ると歯がもろくなるのでは?というご質問ですが、歯の神経をたとえ何らかの事情で取らないといけないとしても、その後の修復治療をきちんと行うと約10年で97%の歯が生存しています。(残りの3%の失敗は神経を取った後の修復治療をしなかったため)このように、専門医にかかると多くの患者さんはたとえ歯痛があったとしても抜かずに歯を残すことができるのです。このアメリカではごく当たり前の事実を日本人の多くの人は知りません。ご自分の歯で食べれるということは、何事にも代えがたいことです。
あなたの歯を諦めてインプラントを行う前に、まずは歯を残すスペシャリストである、米国歯内療法専門医(Endodontist)にご相談されてみてはいかがでしょうか?我々は、あなたの歯を残すために全力を尽くします。
5.医療連携のメリット
ここ若松で世界最高水準の歯科治療が受けれることのメリットは計り知れません。本来、松浦先生のオフィス(博多)まで行っていただき、治療をしていただくのが筋ですが、松浦先生のご厚意によりここ若松で診療を受けることが可能です。非常に難しい状態の歯牙を高い治癒率で治すことが可能です。まずはカウンセリング(5400円)を受けられることをお勧めいたします。